長野市美容室開業のリアル—Loputオープンまでの道のりと逆転劇！

「美容室を開業したら、すぐにお客様が来るはず…！」そんな甘い考えを持っていませんか？

実は私もそうでした。長年、美容師として経験を積み、「独立すればもっと自由になれるし、収入も増える！」と期待に胸を膨らませていました。

しかし、いざLoputをオープンしてみると、売上はゼロに等しい状態。完全に理想と現実のギャップに打ちのめされました。

この記事では、そんな私が 「売上ゼロ→月商100万円」 までの道のりを赤裸々に語ります。

開業を考えている方、経営が思うようにいかない美容室オーナーの方にとって、何かヒントになれば幸いです。

オープン当初の現実—売上ゼロからのスタート

夫婦二人三脚でのスタート

Loputは、私と妻の二人でスタートしました。準備期間を経て、3月にオープン。季節の変わり目でもあり、「新規客もそれなりに来るだろう」と楽観的に考えていました。

ところが、初月の売上は90,000円。しかも、そのほとんどが家族や親戚、友人の来店によるもので、新規客はゼロ。

「これはマズい…！」

焦りが募る中、4月、5月とさらに売上は下がり、6月の売上は たったの45,000円。

借入金750万円もみるみる底をつき、経営の危機に直面しました。

なぜ、こんなことになったのか？

それは、集客戦略がゼロだった　ことが大きな原因でした。

失敗の原因—「来店してくれるはず」という幻想

1. 地域の認知度ゼロ

私は長野で開業したものの、それまでの美容師経験は都内。

つまり、地元の人から見れば「どこの誰？」状態でした。

開業したからといって、何もしなくてもお客様が来るわけではない。

これは、多くの新規美容室オーナーが陥りがちな勘違いです。

2. 宣伝活動をしていなかった

「開業すれば口コミで広がるはず」と思っていたのも大間違い。

そもそも、存在を知られていないのに口コミが広がるわけがないのです。

3. 価格設定とターゲットが不明確

• どんなお客様に来てほしいのか？
• 価格帯は適正なのか？
• どんなサービスを提供するのか？

これらが明確になっていなかったため、見込み客にアプローチすることすらできていませんでした。

つまり、マーケティングを完全に無視した経営をしていたのです。

逆転のきっかけ—とにかく行動するしかない！

友人の行動力に刺激を受ける

そんな中、東京から戻ってきた友人が、親の店を引き継ぎ、スタートさせました。

彼の積極的な行動力に感化され、「このままじゃダメだ！」と奮起。

ホットペッパービューティーへの掲載を決意

まず取り掛かったのが、ポステイング。

自作してなんとか目に留まるような仕掛け作りをしたものをポスティング。

そしてホットペッパービューティーへの掲載。

当時の私にとって、広告費をかけるのは大きな決断でしたが、

「何もしなければ、このまま終わるだけだ」と思い、掲載を決めました。

結果、掲載初月から新規客が徐々に増え、1年後には売上100万円を突破！

成功への道—美容室経営のために実践したこと

1. オフライン集客の強化

ホットペッパーだけでなく、

• ポスティング
• ご紹介をしていただく仕組みづくり

を行い、認知度をアップさせました。

2. リピーター獲得戦略

新規客をリピーターにするため、

• 施術後のフォロー
• 再来店割引の導入
• お客様の悩みに寄り添ったカウンセリング

を徹底しました。

3. 価格戦略の見直し

最初は安価なメニューを設定していましたが、

• 「価格＝価値」だと理解する
• ターゲットに合った適正価格に変更する

ことで、単価アップにつなげました。

4. サロンの差別化

• 完全予約制
• マンツーマン施術
• ヘアケア特化型メニューの提供
• リラックスできる空間作り

といった「Loputならではの強み」を打ち出し、競争から抜け出しました。

まとめ—行動すれば、必ず道は開ける

オープン当初、経営の知識ゼロ、売上ゼロのどん底を経験しました。

しかし、

• 集客を学び、実践する
• お客様のことを第一に考える
• 価格戦略・サービスを見直す

これらを徹底することで、1年後には売上100万円を超え、軌道に乗せることができました。

この投稿をInstagramで見る

原田祐一/Loput LLC代表/経営者(@harada_loput)がシェアした投稿