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原田 祐一
Loput 合同会社 代表
”今現在 組織の中でこれからどうやって働いていこうかと悩んでる方”
”スタッフを抱えている経営者”
”開業してからのこれまでの経緯”

それらの発信とともに業界内外のいろんな方とコミュニケーションが取れたら嬉しいです。

プライベートサロンにおけるスタッフ雇用の決断——理想と現実の間で

美容室スタッフ雇用

私たちは、夫婦で営む完全プライベートサロンを1年以上続けてきました。

サロンをオープンした当初から、お客様一人ひとりと深く向き合い、特別な時間を提供することを大切にし、できる限りお客様に寄り添うスタイルを貫いてきました。

しかし、2人目の妊娠を機に、「このまま2人で運営し続けることがベストなのか?」という大きな課題に直面しました。

サロンの質を保ちながら、お客様に安定したサービスを提供し続けるためにはどうすればよいのか——。

最終的に私たちが出した答えは、「スタッフを雇うこと」でした。

しかし、そこに至るまでには多くの葛藤がありました。

この記事では、プライベートサロンにおけるスタッフ雇用の決断、そしてその背景にあった想いと課題について詳しくお話しします。

目次

プライベートサロンだからこそ悩んだ「スタッフ採用」

理想のサロンを守るためのこだわり

私たち夫婦は、ともに教育サロン出身です。

教育サロンでは、多くの技術や知識を学ぶことができましたが、その一方で、ルールやシステムの中で働くことの窮屈さも感じていました。

だからこそ、「自分たちが本当に理想とするサロンを作りたい」という想いから、独立を決意し、完全プライベートサロンという形でスタートしました。

  • 一人ひとりのお客様に向き合える環境
  • お客様の時間を大切にし、心からリラックスできる空間作り
  • 私たち自身も楽しみながら、長く続けられるサロン運営

このようなこだわりがあったため、当初はスタッフを雇うことは全く考えていませんでした。

予想以上の反響と、新たな課題

オープン半年、お客様の温かいご支持をいただき、おかげさまでサロンは順調に成長していきました。

しかし、それと同時に、お客様の予約が取りづらい状況が生まれてしまいました。

  • 予約の取りづらさによる機会損失
  • お客様をお待たせしてしまう申し訳なさ
  • 夫婦2人の労働負担の増加

また、2人目の妊娠が決まり、今後の運営について改めて考える必要が出てきました。

「夫婦2人だけでこの先もやっていけるのか?」
「妊娠・出産を経ても、今までと同じクオリティのサービスを提供し続けられるのか?」

この問いに向き合った結果、「スタッフを雇う」という選択肢が浮上しました。

「スタッフ雇用=責任」——決断までの葛藤

プライベートサロンの雰囲気を守れるのか?

プライベートサロンの最大の魅力は、「お客様と近い距離感で、落ち着いた時間を提供できること」です。

しかし、スタッフを雇うことで、これまで築き上げてきた空間や雰囲気が変わってしまうのではないかという不安がありました。

「お客様がこれまでのようにリラックスできる環境を維持できるのか?」
「スタッフが加わることで、サービスの質がブレることはないか?」

このような懸念があるため、簡単に決断できることではありませんでした。

スタッフ採用=人生を預かるという覚悟

さらに、スタッフを雇うということは、単に人手を増やすだけではなく、その人の人生にも責任を持つということ

  • スタッフが安心して働ける環境を作ること
  • 長く働きたいと思える職場にすること
  • スタッフのスキルアップや成長をサポートすること

こうした点を考えると、採用を決めるまでには多くの時間を要しました。

しかし、最終的に私たちは、「プライベートサロンの良さを守りながら、より多くのお客様に対応し、サロンをさらに成長させるためには、スタッフ採用が必要である」と決断しました。

初めてのスタッフ採用——新たな一歩

採用の基準は「価値観の共有」

スタッフを雇う上で、何よりも重視したのは、「価値観が合うこと」です。

技術が優れていることも大切ですが、それ以上に、お客様に対する姿勢やサロンの理念に共感してくれる人を採用したいと考えました。

そのため、面接では以下のようなポイントを重視しました。

  • お客様を大切にする気持ちがあるか
  • プライベートサロンの運営スタイルに共感できるか
  • スタッフ自身が長く働きたいと思える環境か

結果として、私たちの想いに共感してくれる素敵なスタッフと出会うことができました

スタッフが加わることで生まれた新たな可能性

スタッフが加わったことで、サロンの運営にはさまざまな変化がありました。

  • お客様の予約枠が増え、より多くの方にサービスを提供できるようになった
  • 夫婦2人の負担が軽減され、より質の高いサービスを提供できるようになった
  • 新しい視点やアイデアが加わり、サロンとしての成長が加速した

何より、お客様からも「スタッフさんも素敵な方ですね!」という嬉しいお言葉をいただき、スタッフ採用が正しい選択だったと確信しました。

プライベートサロン×スタッフ雇用——これからの挑戦

「プライベートサロンだからこそ、スタッフは雇わないほうがいいのでは?」と思われがちですが、実際には、スタッフがいることで、より良いサービスを提供できる可能性もあると実感しました。

もちろん、サロンの雰囲気を守るための工夫は必要ですが、価値観を共有できるスタッフとともに歩むことで、プライベートサロンならではの温かさを維持しつつ、さらにお客様に喜んでいただけるサロン作りが可能になります。

これからも、プライベートサロンの良さを守りつつ、新たな挑戦を続けていきます

スタッフ採用を悩んでいる方にとって、私たちの経験が少しでも参考になれば幸いです。

まとめ

  • 夫婦で完全プライベートサロンを1年以上運営
  • 2人目の妊娠を機に「このまま2人で続けるべきか」と悩む
  • 予約の取りづらさや労働負担の増加が課題に
  • サロンの雰囲気を守りつつ、安定した運営を続けるためにスタッフ採用を決断
  • スタッフを雇うことで、サロンの雰囲気が変わらないか懸念があった
  • 採用の基準は「価値観の共有」、お客様への想いを大切にする人を重視
  • スタッフ採用後、予約枠が増え、夫婦の負担も軽減し、サービスの質も向上
  • スタッフの存在が新しいアイデアや成長のきっかけに
  • プライベートサロンでも、適切なスタッフ採用でより良いサロン運営が可能
  • 「プライベートサロンだからこそ、スタッフを雇わない方がいい」という固定観念を覆した経験
ハラダ

スタッフ採用は大きな決断ですが、価値観を共有できる仲間が加わることで、より良いサロン作りが可能になります。私たちの経験が、同じ悩みを持つ方の参考になれば幸いです。

Loput合同会社の店舗情報

Loput

住所:〒380-0835 長野県長野市南長野新田町1130−15
open:
 weekday:10:00〜19:00
 weekend:10:00〜18:30
close:mon.tue
reserve:https://beauty.hotpepper.jp/slnH000163506/

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この記事を書いた人

原田 祐一のアバター 原田 祐一 Loput 合同会社 (ロプート) 代表

長野県長野市で美容サロンを経営

”今現在 組織の中でこれからどうやって働いていこうかと悩んでる方”
”スタッフを抱えている経営者”
”開業してからのこれまでの経緯”
それらの発信とともに業界内外のいろんな方とコミュニケーションが取れたら嬉しいです。

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