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原田 祐一
Loput 合同会社 代表
”今現在 組織の中でこれからどうやって働いていこうかと悩んでる方”
”スタッフを抱えている経営者”
”開業してからのこれまでの経緯”

それらの発信とともに業界内外のいろんな方とコミュニケーションが取れたら嬉しいです。

スタッフ雇用と社会保険の現実——経営者としての成長と決断

ヘアサロン

サロンを立ち上げ、夫婦二人でコツコツと築き上げてきた日々。

少しずつお客様が増え、「もう一人、手伝ってくれるスタッフがいたら…」と考え始めたのがスタッフ雇用の第一歩でした。

最初は、シンプルに「人手が必要だから」という理由でスタッフを迎え入れました。

しかし、いざ雇用してみると、経営者としての責任が想像以上に重いことを痛感しました。

給与の支払いに追われる日々

将来のビジョンや仕組みが整っていない現実

福利厚生が不十分なままの経営体制

「人を雇う」ということを、正直、甘く考えていたのです。

しかし、そんな未熟な経営者であった私のもとで、スタッフたちは一生懸命働いてくれました。

そして、そのスタッフの一人が妊娠を報告してくれたことで、私は大きな決断をすることになります。

目次

スタッフ雇用の現実——雇った後の課題と向き合う

美容室 ヘアサロン

雇用したものの、都内の教育サロン時代と変わらなかった

「スタッフが増えたら、もっとサロンが成長するはず

そんな漠然とした期待を抱いて、1人、2人と雇用を進めました。

しかし、現実は甘くありませんでした。

「ただ人手が増えただけ」で、根本的な仕組みが何も変わっていなかったのです。

むしろ、以前自分が都内の教育サロンで働いていた時と同じような環境を、自分のサロンで作ってしまっていました。

給与が決して高いわけではない

福利厚生もほぼゼロ、社会保険未加入

ただ「人件費を払うために働く」という毎日

このままで良いのか?

スタッフを雇うことが、経営の成長につながるどころか、負担ばかりが増えてしまっているのではないか?

そんな違和感を抱えながらも、日々の業務に追われ、根本的な解決に向き合うことを後回しにしてしまっていました。

スタッフの妊娠報告が「転機」となった瞬間

美容師 妊婦

そんな状況の中、初めて雇ったスタッフからの妊娠報告がありました。

この報告を受けた瞬間、私はようやく本気で向き合わなければならないと気づきました。

「スタッフの人生に責任を持つ」

この言葉の意味を、ここで初めて実感しました。

このまま社会保険に未加入のままでいいのか?

スタッフが安心して働き続けられる環境を作るべきではないか?

「長く働きたい」と思えるサロンを目指すべきではないか?

そして、私は決断しました。

「法人化し、社会保険に加入する」

オープンして3年半が経った頃のことでした。

社会保険に加入することで変わったこと

ヘアサロン

1. 求人応募が圧倒的に増えた

当時は、まだまだ社会保険に加入しているサロンが少なかった時代。

そのため、社会保険完備のサロンとして求人をかけると、応募が次々と入ってくるようになりました。

今までは、「スタッフが来てくれるかどうか不安だった」のに、社会保険を整えたことで、「働きたい!」と手を挙げてくれる人が増えたのです。

「社会保険に加入するだけで、こんなに採用が変わるのか…!」

このとき、私は改めて働く環境を整えることの大切さを実感しました。

2. スタッフの安心感が生まれ、定着率が向上

それまでは、スタッフもどこか不安を抱えながら働いていたと思います。

このまま働いていて大丈夫かな?

もし病気やケガをしたらどうなるんだろう?

出産・育児と仕事を両立できるのかな?

社会保険がない職場では、将来の不安を抱えるスタッフも少なくありません。

しかし、社会保険を整えたことで、スタッフが安心して働ける環境になりました。

その結果、スタッフの定着率が向上し、離職率が下がるという効果も生まれました。

3. 経営者としての意識が大きく変わった

法人化し、社会保険を導入したことで、私自身の意識も大きく変わりました。

「給与を支払うだけでなく、スタッフの未来まで考えるのが経営者の役割だ」

この気づきがあったからこそ、会社としてのシステム作りにも目を向けるようになりました。

しかし、この時点では、まだまだ法人化しただけの状態。

会社としてのシステムは、正直、ダメダメな状態でした。

法人化=ゴールではない。会社の仕組みを整える重要性

社会保険に加入したことで、スタッフにとっては働きやすい環境が整いました。

しかし、それだけではいい会社とは言えません

給与の決定基準があいまい

キャリアアップの道筋がない

評価制度がなく、昇給のルールも不透明

このような問題が山積みだったのです。

「社会保険に入れたから、それで終わり」ではない。

この経験を通じて、私は「経営の本質は、人を大切にする仕組みを作ること」だと学びました。

スタッフ雇用と社会保険——まとめ

スタッフを雇うことは、ただの「人手を増やす」ことではなく、「スタッフの人生に責任を持つ」こと

そして、社会保険はスタッフの安心感を生み、サロンの成長につながる重要な要素です。

  • 社会保険があることで、求人応募が増える
  • スタッフが安心して働ける環境になる
  • 経営者自身の意識が変わり、サロンの未来を考えられるようになる
ハラダ

もし、今、スタッフ雇用を考えている方や、社会保険加入を迷っている方がいたら、ぜひこの経験を参考にしていただければと思います。
そして、スタッフにとって「ここで働きたい」と思えるサロンを、一緒に作っていきましょう!

Loput合同会社の店舗情報

Loput

住所:〒380-0835 長野県長野市南長野新田町1130−15
open:
 weekday:10:00〜19:00
 weekend:10:00〜18:30
close:mon.tue
reserve:https://beauty.hotpepper.jp/slnH000163506/

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この記事を書いた人

原田 祐一のアバター 原田 祐一 Loput 合同会社 (ロプート) 代表

長野県長野市で美容サロンを経営

”今現在 組織の中でこれからどうやって働いていこうかと悩んでる方”
”スタッフを抱えている経営者”
”開業してからのこれまでの経緯”
それらの発信とともに業界内外のいろんな方とコミュニケーションが取れたら嬉しいです。

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